ブルース

踊れるビートは1人で作れる!?Joe Hill Louis「BE-BOP BOY」

社会人バンドの宿命。

それは・・・バンドメンバーの時間が合わないことです。

2人でやるユニット形式ならまだしも約4-5人単位のバンドとなるともう致命的に時間が合わない。

バンマス「○○日練習します!」

メンバー「仕事なんで無理です!」

バンマス「○○日ライブします!」

メンバー「仕事なんで無理です!」

これではバンド解散の危機です。

この社会人バンド解散の危機を救うのがジョーヒルルイスのバンドコンセプトです。

彼のコンセプトは

「てめぇ自身がバンドになっちまうんだよ!!!」

ということで1人でバンドを結成して1人でバンドサウンドでブルースを演奏したジョーヒルルイス。

今日は彼の「the Be Bop Boy」を紹介する。

このアルバムは1950年代にジョーヒルルイスがサン・レコードに吹き込んだ音源を1986年にP-VINEがリリースしたもの。

(P-VINEの変態的とも言えるマニアックさには頭が下がります。ド変態!!)

ジョーヒルルイスバンド(?)のメンバー(?)は以下の通り。

・ギター(ジョーヒルルイス)

・ブルースハープ(ジョーヒルルイス)

・ドラム(ジョーヒルルイス)

・ボーカル(ジョーヒルルイス)

平たく言えば・・・

ギター、ハープ、ドラムを一度に演奏しながら歌っているワケでございます。

更に平たく言えば・・・

ド変態というワケでございます。

しかし特筆すべきは1人で全てのパートを担っているのに大道芸的になっておらず、しっかり音楽になっていること!

事実、初めて前情報なしで聴いた僕は複数人によって演奏されている正統な(?)バンドだと思ったくらいです。

社会人バンドでメンバー間のスケジュールがどうしても合わないという方、あなた自身がバンドになるという方法がありますよ!

1人でも踊れるビートは作れます♪

それにしてもブルースマンはロック以上に個性的な人が多いような気がする・・・