私は前回ペルテス病について記事を執筆しました。
前回も書いたとおりこの骨の病気あるペルテス病をテーマに記事を何本か書くことにしました。
・ペルテス病のお子様がいらっしゃる方
・お子様がペルテス病の症状が見られ心配な方
に向けてこの記事を書きます。
今回は
①私が経験したペルテス病の初期症状について
②ペルテス病と診断されるまで
③ペルテス病と診断されて感じたこと
この3つに的を絞って執筆します。
私自身、ペルテス病と診断されたときはかなりショックを受けました。
今回は私の経験と一緒にそのとき感じたことも深く書きます。
それによってあなたの大切なお子様の心により深く寄り添うためのお役に立てれば幸いです。
①私が経験したペルテス病の初期症状について
まず私が経験したペルテス病の初期症状について書きます。
ペルテス病の初期症状として
①太もも(足の付け根)の痛み
②跛行(足を引きずって歩く)
の2つが挙げられます。
私は実際にこの2つを体験しました。
それぞれ詳しく書きます。
①太もも(足の付け根)の痛み
私は実際にそれほど強い痛みは感じませんでした。
なんとなく太もも(足の付け根)に違和感があるなーという感じでした。
成長痛かなと自分の中では思っていました。(そのときタイミングよく保健体育で成長痛について習っていました)
しかし剣道で足を強く踏ん張る際に足の付け根の部分の骨が「カキッ」と音がして痛みを感じることはありました。
②跛行(足を引きずって歩く)
どっちかというと足の痛みより跛行のほうが初期症状として強く現れていました。
しかし自分ではやっぱり自覚なしでした。(痛みは感じていなかったのですが体は自然と足をかばっていたのでしょうか)
周りから「足を引きずっているけど大丈夫?」というように声をかけられることが多くなっていきました。
特に母親は「また足引きずってるよ!」という風に何故か怒られるという笑。
(引きずってないよ!!!と逆ギレしてました笑)
あまりにも跛行が続くのに見かねて母親が地元の外科病院に私を連れていくことにしたのです。
まさかペルテス病という診断をうけるとはそのときには思ってもみませんでした。
②ペルテス病と診断されるまで
まずはレントゲン撮影をすることに。
そのとき私は図書館にあったはだしのゲンにハマっていてレントゲン技師さんに
「放射能こわーい!」と言いながらはしゃいでいたのを覚えています。
まさかその後にペルテス病と診断されるとは・・・(リフレイン)
レントゲン撮影後の待合室で母と
「今日の夕食は何かなぁ?」
「来週、剣道の大会あるよね!」
とかそのような他愛のないような話をしていました。
まさかその後にペルテス病と診断されるとは・・・(しつこくリフレイン)
「菅原さーん」
私たちを呼ぶ声がして診察室へ。
なんとなくお医者さんの表情が堅かったような気がします。
レントゲン写真を指差して・・・
「左足の付け根部分が潰れています。これはペルテス病という病気の可能性があります。紹介状を書きますので設備の整っている県立病院で受診してください」
え・・・
え、え・・・
ペ
ペルテス病?
その初めて聞く横文字にびっくりしました。
そのときに
・ペルテス病とは足の股関節が壊死して変形してしまう病気であること
・珍しい病気であること
と簡単に説明を受けました。
正直、「なんで自分が」と強いショックを受けました。
横にいた母も驚きの表情でした。
その後、県立病院で再度受診して正式に「ペルテス病」であると診断されました。
外科病院での診断があったので心構えはできていましたがやはりショックでした。
③ペルテス病と診断されて感じたこと
それでは私がペルテス病と診断されてどう感じたかを素直に書いていきたいと思います。
素直に泣きました。
それくらい辛かったです。
・入院生活を送らないといけない
・剣道をやめないといけない
・学校の友達と離れて養護学校に通わないといけない
・親元を離れないといけない
・手術の不安
・1年間自分の足で歩けない生活になる
いろんな不安がずっと頭を交錯しました。
正直なんで自分が、と神様を憎みました。
そして診断はあくまで序章でそれから11ヶ月間の長い入院生活が始まります。
まとめ
今日は私が
①私が経験したペルテス病の初期症状について
②ペルテス病と診断されるまで
③ペルテス病と診断されて感じたこと
について記事を書きました。
この記事を書いていて思い出したことがあります。
それは県立病院でペルテス病の診察をうける日のこと。
受診する前に病院近くのコンビニに母と立ち寄りました。
母はコンビニでは余計なものは買わない主義でおねだりしてもなかなか漫画などは買ってくれませんでした。
そんな母親が「何か書いたい漫画ないの?」と言ってくれ、ブラックジャックの漫画を買ってくれました。(その当時学級文庫に置いてあってみんな好きだった)
素直に「やったー!」と喜ぶ私をみていた私の母の顔はなんとなく悲しそうでした。
もしかすると息子がペルテス病になってしまったのは私のせいかもしれないという自責の念を感じているのでは・・・。
子供心ながらなんとなく察したのを覚えています。
この記事を読んでいる
・ペルテス病のお子様をお持ちの方
・お子様がペルテス病かもしれないと思っている方
どうか自責の念は持たないで欲しいです。
あなたは何も悪くありません。
(実際、神様は憎みましたが親は全く憎みませんでした笑)
そして私は現在、日常生活において何の支障もなく生活できています。
これからもペルテス病について記事を書いていきます。
どうかあなたのお心に少しでも寄り添えれば幸いです。
こういうことを書いて欲しいというリクエストがありましたらお気軽にコメントをどうぞ。