「ブルースギターを弾いてみたい!」
「教則本たくさんありすぎてどれを選べばいいか分からない!」
選択肢が多い時代です。
ブルースギターも習得する方法もたくさんあります。
パッと思いつくだけでも
・ギター教室に通う
・レコード、CDから耳コピする
・Youtubeのレッスン動画を視聴する
・セッションバーでうまい人に教えてもらう
こんな方法が思い浮かびます。
そして
・教則本で練習する
というのもメジャーな方法ではないでしょうか?
ただメジャーな方法だけあって出版されている教則本の数も多いのです。
なのでどれを選べばいいか分からない!
本日は私がオススメのブルースギターの教則本を紹介します。
私は今まで約20冊くらいブルースギターの教則本をとっかえひっかえ試した経験を持ちます笑。
そんな私がオススメするのは内田十紀夫さんの「カントリー・ブルース・ギター・バイブル」です。
こちらの本は「カントリーブルース」、つまりアコースティックギターによるブルースを演奏したい方に特にオススメの内容になっています。
本書をオススメする3つの理由
カントリーブルースの教則本もたくさん出版されているのですが僕がオススメする理由は3つあります。
①初心者から上級者まで対応している
まずこの本の特徴として全般的に説明がかなり丁寧です。
譜面だけでは分かりにくい音の出し方、消し方も譜面に添えて解説されています。
タブ譜自体も工夫されていてどの指でピッキングすればいいかが分かるようになっています。
(親指でピッキングするか、もしくは他の指でピッキングするかで大分サウンドが変わってしまいますのでこれは有難い)
またCDに加えDVDも付属!
押弦仕方などチェックできるのが有難い!
説明自体はかなり丁寧ではありますがブラインドブレイクのラグタイムブルースなど鬼のように難しい曲も掲載。
上級者の方もかなり気合を入れないと全曲制覇は難しいのではないでしょうか?
(難しすぎて僕は全曲制覇とっくの昔に諦めてます笑)
②幅広いギタースタイルをカバーしている
デルタブルース、ボトルネック(スライドバー)奏法、ラグタイムブルースなど様々なギタースタイルを収録しています。
ドロドロとしたブルースだけでなくお洒落なブルースもたくさん収録されているので、付属のCDを聴いて自分の好きな曲にトライするといいと思います♪
③ブルースの歴史にも触れることができる
本書で登場するブルースマンの解説もしっかり書かれているのも見逃せません。
内田さんの愛情たっぷりな解説に加え、オススメのアルバムも紹介されています。
完コピしてそれで終わりではなく、ブルースへの見識も深めることができます。
ここだけちょっと惜しいなというところ
もともとこの本は1993年に「リアル・アコースティック・ギター/カントリー・ブルース」というタイトルで発行された教則本がベースになっています。
それに大幅に加筆修正して生まれたのが本書というワケです。
加筆修正された分は何故かまとめて後半に掲載されています。
つまり・・・同じ曲でも前半パート(基本編)と後半パート(発展編)のような感じで分割されて掲載されているのです。
とりあえず基本を全曲サラッと流してもらって、もっとじっくり取り組みたい人は後半パートをコピーしてね!みたいな意図のようですが、少し見にくい笑
僕は対策として付箋で曲ごとに色分けをして前半パートと後半パートにすぐアクセスできるようにしています。
この2曲は是非ともコピーして!
かっこいい曲ばかり収録されている本書ですが、特にこの2曲は絶対にコピーしてみてください!
①Blues In E Of Robert Johnson(38p〜)
ロバートジョンソンのEのキーのブルースと記載されていますが、ぶっちゃけSweet Home Chicagoです。
つまりブルースセッションの鉄板中の鉄板。
この曲さえコピーすればすぐにギターセッションを楽しむことができます。
特筆すべくはロバートジュニアロックウッド(ロバジョンの義理の息子として有名なブルースマンです)のギターソロが採譜されている!
このソロがとてもカッコイイ。しかも簡単!
つまり・・・この曲をコピーすればリズムパートからソロパートまで対応できる訳です。
セッションの入り口にどうぞ!
②Slow Blues Of Blind Blake(54p〜)
ブラインドブレイクのスローテンポのブルースと記載されていますが、ぶっちゃけGuitar Chimeです。
ブラインドブレイクの代表的な曲の1つですね。
ラグタイムってどうしても難しいイメージがあるスタイルなのですが(実際難しい笑)この曲はスローテンポなので比較的簡単にコピーできます。
それでいてとてもお洒落です。
まとめ
本書「カントリー・ブルース・ギター・バイブル」は正しくカントリーブルースのバイブル!
本書がオススメなポイントは
①初級者から上級者まで対応している
②幅広いギタースタイルをカバーしている
③ブルースの歴史にも触れることができる
の3点です。
正しくカントリーブルースのバイブルともいえる1冊!
オススメです!